[プロフィール] 黄猿 : 名称:黄猿(ボルサリーノ)
年齢:2年後時点で58歳
大まかな性格: 間延びした口調が特徴で、掴み所がない飄々とした雰囲気の人物。よく黒電伝虫と子電伝虫を間違えるなどうっかりしたところがあり、感情を表に出すことはあまりないが、わりと短気な一面もある。軍務には忠実でシビアな面を見せ、辛辣な発言も多い。
戦闘方法:スタンドあるけど多分使いこなせないのでピカピカの実主体
スタンド:セト神
【破壊力:Dスピード:D射程距離:E持続力:C精密動作性:D成長性:D】
所有者の影と同化し、影が触れた相手を若返らせる能力を持つ。
負けの許容:ムダだよォ~今死ぬよォ〜〜!!
エネミー枠
小目標:RP初心者かつ出オチなので邪魔にならないようにする

[メイン4]   :

[メイン4] 黄猿 : 「.......赤石の仮面、その回収ゥ〜〜?」

[メイン4] 赤犬 : 「そうじゃボルサリーノ、きさんが行くんじゃけぇ」

[メイン4] 黄猿 : 「中将でも軍でも行かせればいいでしょうに〜わざわざわっしが?」

[メイン4] 黄猿 : 「それにその件はSPW財団に一任されてるでしょうに。わざわざわっしに行かせるのは〜〜...」

[メイン4] 赤犬 : 「ああ、これは天竜人直々の命令じゃけェ」

[メイン4] 黄猿 : 「......お〜〜〜。それなら...仕方ないねェ〜...」

[メイン4] 赤犬 : 「チャルロス聖が欲しがってのう...第二の無敵奴隷を作るだとか...」

[メイン4] 赤犬 : 「これを渡しておく。スタンド使いに対抗するための力らしい」

[メイン4] 赤犬 : 銀色のDISCを手渡す

[メイン4] 赤犬 : 「今回の任務、海軍でも把握していないスタンド使いとの戦闘が予想される」

[メイン4] 赤犬 : 「任務内容は赤石の仮面の奪取じゃ。確実に達成せえ。きさんならできるじゃろう」

[メイン4] 赤犬 : 「"海軍大将"ボルサリーノ」

[メイン4] 黄猿 : 「まァ〜〜...ぼちぼちやりますよぉ、元帥」

[メイン4] 黄猿 : そう言いながら窓際へ足を運ぶ

[メイン4] 黄猿 : その体は徐々に光の粒子へと変わり...

[メイン4] 黄猿 : 「さて、どんな化け物どもと会えるのか...怖いねェ〜〜〜」

[メイン4] 黄猿 : 光の筋が、海の向こうへ消えていった

[メイン4]   :

[メイン4]   :

[メイン4]   : 朝、街の港

[メイン4]   : 『赤石の仮面が出現した!』

[メイン4]   : 噂は世界に広まり、港は力を求め街に渡った者たちでごった返している

[メイン4]   : 真偽問わず様々な憶測が行き交い、荒くれ者が幅を利かせ、港は一種の海賊の坩堝のなっている

[メイン4]   : しかし、その朝は違った

[メイン4] モブ : 「なんだァ〜〜!?!?港に軍艦が止まってるぞォ〜〜〜!?」

[メイン4] モブ : 「危ねェ!砲撃だァ〜〜!!」

[メイン4]   : 荒くれ達の山に撃ち込まれ爆発する砲弾、その一つに!

[メイン4] モブ : 「おわァアアアア〜〜〜っ!砲弾の上に人が乗ってるぞォ〜〜!!」

[メイン4] モブ : 「待て!あ、あれは...!」

[メイン4] 黄猿 : 「...おっかしいねェ〜〜」

[メイン4] 黄猿 : 「今回の相手はスタンド使いと聞いていたんだけどねぇ〜...海賊ばかりじゃあない」

[メイン4] 黄猿 : 「まあ...海賊相手なら遠慮しなくていいかぁ」

[メイン4] 黄猿 : 「『八尺瓊勾玉』」

[メイン4] 黄猿 : 乱反射するレーザーの雨が襲いかかる!
港はいまや海賊達の悲鳴で溢れかえった!

[メイン4] 黄猿 : 「さて...わっしは赤石の仮面探しの前に、海のゴミ掃除でもしようか」

[メイン4] 黄猿 : 地上に降りる。懐に違和感。

[メイン4] 黄猿 : 「んん〜?ああ...さっき貰ったDISCってやつかい」DISCを取り出し表面を見つめる

[メイン4] 黄猿 : 「どうやって使うんだろうねェ〜...っと、おお?」
怪奇!DISCがひとりでに黄猿の頭は吸い込まれる!

[メイン4] 黄猿 : 瞬間!黄猿の脳裏には、元スタンド所持者の記憶が!

[メイン4] 黄猿 : 「...ん〜〜なるほど...犯罪者のスタンドを私に持たせるなんざ...」

[メイン4] 黄猿 : 「えらいネェ〜〜」

[メイン4] 黄猿 : 「...んん?違う違う...イヤだねェ〜全く。人が悪いったら...」

[メイン4] 黄猿 : 「ぼちぼち海賊狩りを再開するよォ〜。ちょっとイヤだけど、このスタンドとわっしは相性がいいみたいだしねェ〜」

[メイン4] 黄猿 : 黄猿の身体が光へと完全に変化する、その一瞬

[メイン4] セト神 : 揺らぐ影が、長く、長く、

[メイン4] セト神 : 光が強いほど、影が濃く、濃く...

[メイン4]   :

[メイン4]   :

[メイン4]   : 数日前降った星、その一筋の落下地点

[メイン4]   : そこは今、ゾンビ達の密集地と化していた

[メイン4]   : 赤石を求め本能的に集まるゾンビ、しかし太陽の光、小さな光源すら数億倍にまで増幅するスーパー・エイジャの前には即座にチリと化す

[メイン4]   : しかしこのまま夜が来れば、ゾンビの内に手にするものが現れる。

[メイン4]   : ......このまま夜がくれば

[メイン4] 黄猿 : 「酷いねェ〜これは」

[メイン4] 黄猿 : 現れたのは、光

[メイン4] 黄猿 : 「『八尺瓊勾玉』」

[メイン4] 黄猿 : ゾンビの群れは光に貫かれ、四散!

[メイン4] 黄猿 : さらに、ばら撒かれた光の一つがスーパー・エイジャに命中!

[メイン4] 黄猿 : その強烈な光はさらに数億倍に増幅され、全てのゾンビごと辺りを灰に返した!

[メイン4] 黄猿 : 「これがエイジャの赤石かい?」
砂埃が収まり、男が歩み出る

[メイン4] 黄猿 : 「とてつもないねェ〜。こりゃあ放置しちゃ駄目だろォ〜」

[メイン4] 黄猿 : 手のひらに大きな赤石をとる

[メイン4] 黄猿 : 「まぁ、天竜人に渡してもどうなるかなァ〜」

[メイン4] 黄猿 : 「本当に無敵奴隷2号を作るのか...いや...」

[メイン4] 黄猿 : 「本命はパシフィスタの進化だろうねェ〜...」

[メイン4] 黄猿 : 「より効率的に海賊を排除する...これで七武海制度撤廃後も四皇達と渡り合えるってことだろうね」

[メイン4] 黄猿 : 「任務は、赤石の仮面か」

[メイン4] 黄猿 : 「仮面...このゾンビと関係あるんだろうねェ〜」

[メイン4] 黄猿 : 「でも、問題ないよォ〜」

[メイン4] 黄猿 : 「スタンド使いだろうと、ゾンビだろうと」

[メイン4] 黄猿 : 「世界政府の名の下に、わっしが全員排除するからねェ〜〜」

[メイン4]   :

[メイン3]   :

[メイン3] テネブレア :  

[メイン3] テネブレア :  

[メイン3] テネブレア : 駿河ちゃん早いわ〜私が追い付けないんだもの〜

[メイン3] テネブレア : まぁ…ドンパチやってるだろうし、そんなに急がなくても良さそうね〜

[メイン3]   : 戦闘音を追う少女...少なくとも見た目は...の頭上!
何かが明るく光る!

[メイン3] テネブレア : 「ふ〜んふふんふ〜ん〜」

[メイン3] テネブレア : 「…?」

[メイン3] 黄猿 : その一瞬後、光を纏った男がテネブレアの前に現れる

[メイン3] テネブレア : 「あら……?」

[メイン3] 黄猿 : 「すまないねェ嬢ちゃん、ちょっとお尋ねしたいんだけどォ〜...」

[メイン3] テネブレア : 「…なにかしら〜?」

[メイン3] 黄猿 : 「『赤石の仮面』ってどこにあるか知ってるかねェ〜」

[メイン3] テネブレア : 「あーアレね〜」

[メイン3] テネブレア : 「もう誰かが手に入れてるんじゃないかしら〜?」

[メイン3] 黄猿 : 「う〜〜んもう誰かに取られてるかァ〜」

[メイン3] 黄猿 : 「困ったねェ〜」
髭をかく

[メイン3] テネブレア : 「おじさんも大変そうね〜〜」

[メイン3] テネブレア : 「じゃ、私は行かないといけないから〜」

[メイン3] 黄猿 : 「そうなんだよねェ〜任務も大変で...」

[メイン3] テネブレア : 黄猿の横を通り過ぎようとする。

[メイン3] 黄猿 : 「おっと待ちなよォ〜」

[メイン3] 黄猿 : 光り輝く足が通り過ぎるテネブレアの前に突き出される

[メイン3] 黄猿 : 「困ったついでにもう一つ...」

[メイン3] テネブレア : 「……?まだ用があ…………う、あっ……!!」

[メイン3] テネブレア : 突き出された脚に吹き飛ばされ、壁にへと打ち付けられる。

[メイン3] テネブレア : 「い、いったぁ〜い……私じゃなかったら死んでたわよ…?」

[メイン3] 黄猿 : 「お〜〜っとすまないねェ〜...でもねェ...」

[メイン3] テネブレア : 「…………」

[メイン3] 黄猿 : 「海軍大将として、君のような化け物は見過ごせないねェ〜!」

[メイン3] 黄猿 : 既に見聞色で分かっている、目の前の少女は...

[メイン3] テネブレア : 「私が化け物…化け物ね〜?普通の女子高生ですけど〜☆」

[メイン3] テネブレア : 埃を祓い、立ち上がる。

[メイン3] 黄猿 : 「見た目はねェ〜...中身はどうかな〜?」

[メイン3] 黄猿 : 蹴られた少女の前に、

[メイン3] 黄猿 : 光り輝く足を突き出す!
その足から、直線の光!

[メイン3] テネブレア : 「………っ!」

[メイン3] テネブレア : …D4C!

[メイン3] テネブレア : 瞬く間も無く、並行世界へと移動し。

[メイン3] 黄猿 : 「...消えたァ〜?」

[メイン3] テネブレア : 新たな私が、出る。

[メイン3] 黄猿 : 光と共に崩落する街路を見渡す

[メイン3] テネブレア : 「おじさん、危ない人ね〜」

[メイン3] 黄猿 : 「...おやァ〜?姿が変わったねェ〜」

[メイン3] テネブレア : 「気のせいよ〜」

[メイン3] 黄猿 : 「スタンドってやつかい?怖いねェ〜...」
次の攻撃に移ろうとする...

[メイン3] テネブレア : さて…どうしようかしらね〜…

[メイン3] テネブレア : 「…D4C!」

[メイン3] 黄猿 : 「なんだァ〜?」
攻撃を止める。『スタンド』は彼にとって未知!

[メイン3] 黄猿 : 何が起こるか、何をするか、見聞色で見極めようとする...

[メイン3] テネブレア : 並行世界から、大きな大きな鋏を取り出し、構える。

[メイン3] テネブレア : 「これでチョキチョキ切ってあげるわね〜?」

[メイン3] 黄猿 : 「どこから出したのかなァ〜...怖いねェ〜...」

[メイン3] テネブレア : 黄猿に向かって、鋏を投げつける。

[メイン3] テネブレア : 「…はぁっ!」

[メイン3] 黄猿 : 凄まじい勢いで投擲される鋏!
その刃は...

[メイン3] 黄猿 : 黄猿の上半身と下半身を、切断!

[メイン3] 黄猿 : 勢いのまま、切断された上半身は地面に落ちる!

[メイン3] テネブレア : 「…やったのかしらね」

[メイン3] 黄猿 : しかし、下半身から血は出てこない

[メイン3] テネブレア : 「……………?」

[メイン3] 黄猿 : 「おお〜〜、ビックリしたねェ〜〜」

[メイン3] 黄猿 : 光に包まれたかと思うと、2つの肉片は接合。元通りとなる!

[メイン3] テネブレア : 「………凄いわね〜どんな手品なのかしら?」

[メイン3] 黄猿 : 「そっちの方がすごい手品だと思うけどねェ〜」
先程の鋏と回避を思い出しながら

[メイン3] テネブレア : 「ふぅん、じゃあ、お互い様ってことね〜?」

[メイン3] テネブレア : ……不味いわね〜あの早さは…スタンド使うくらいしか手が無いわね

[メイン3] 黄猿 : 「そっちは悪魔の実でもないだろうに、わっしとお互い様とはねェ〜...」

[メイン3] テネブレア : 「悪魔の実。そんな素晴らしい名前のものがあるのね〜?」

[メイン3] テネブレア : 「色々と教えてくれてありがとう、おじさん〜☆」

[メイン3] 黄猿 : 「ああ、あるよォ〜。まさか知らなかったとはねェ〜...」

[メイン3] 黄猿 : 「ここで逃したら、もっと厄介になりそうだ」

[メイン3] 黄猿 : 「次はこれでいくよォ〜...」

[メイン3] テネブレア : 「……………」
…来る。

[メイン3] 黄猿 : 黄猿の全身、特に足が光り輝く

[メイン3] 黄猿 : 「今度は本気だ」

[メイン3] テネブレア : 「…………」

[メイン3] 黄猿 : 「光の速さで蹴られたことはあるかい?」

[メイン3] テネブレア : 「さっきのは違ったのかしら〜?」

[メイン3] 黄猿 : 「本気っていったろう、武装色も付けとくよォ〜...!」
目の眩むほど輝き、そして!

[メイン3] 黄猿 : 瞬きよりも速く、足で壁と挟み込むように、テネブレアを叩きつけた!

[メイン3] テネブレア : 「D4C!」

[メイン3] テネブレア : 後一歩寸前、と言うところで並行世界へと移動し。

[メイン3] テネブレア : また新たな私が呼び出される。

[メイン3] テネブレア : 間一髪の、所だ。

[メイン3] 黄猿 : 破壊と砂埃の中、また新たに現れた少女に目を見張る

[メイン3] 黄猿 : 「これも逃れたかァ〜〜。えらいねェ〜」

[メイン3] テネブレア : 「危なかったわ〜本当に…その速さは本当に危険ね」

[メイン3] 黄猿 : 「スタンドってやつかい?便利だねェ〜...」

[メイン3] テネブレア : 「そうよ〜?スタンド無くてもその速さなんてズルもいい所ね〜」

[メイン3] 黄猿 : 「んん〜?そうだね〜...スタンドねェ〜」

[メイン3] 黄猿 : 「実はわっしも持ってるんだよ」

[メイン3] テネブレア : 「………え?」

[メイン3] 黄猿 : 「そうだねェ〜アンタは強い。本当にとてつもなく」

[メイン3] 黄猿 : 「なら、そろそろ見せておこうか」
黄猿の背、光球が輝く

[メイン3] テネブレア : 「眩しいわね〜…それが…」

[メイン3] 黄猿 : 「ん〜?違う違う。下だよ下」

[メイン3] テネブレア : 「……下?」

[メイン3] 黄猿 : 長い長い影が黄猿から伸びている

[メイン3] テネブレア : 影が伸びている。不思議で仕方がない

[メイン3] セト神 : 不可思議なことにそれには目がついており...

[メイン3] 黄猿 : 黄猿の落とす影の当直線、それは既に、テネブレア
を捉えている!

[メイン3] テネブレア : 「これは…何か知らないけどまず…!」

[メイン3] 黄猿 : 「『セト神』っていうらしいよォ〜」

[メイン3] 黄猿 : 「無駄だよォ〜!今死ぬよォ〜!」

[メイン3] テネブレア : ピカピカの実で照らし出されてる以上、影は、消すことが出来ない。

[メイン3] テネブレア : 私は、スタンド攻撃を喰らってしまう

[メイン3] 黄猿 : スタンドの力が、テネブレアを小さく、小さく、小さくする!

[メイン3] テネブレア : だが、外見は変わらない。

[メイン3] テネブレア : 「……あっ……う…」

[メイン3] テネブレア : なんだか…ねむくなってきた…

[メイン3] テネブレア : 「…………………」

[メイン3] 黄猿 : 「赤ん坊からやり直すといいよォ〜」

[メイン3] 黄猿 : 「さて...後始末は海兵がやるでしょう」

[メイン3]   : 口も聞けない。精神が若く…幼くなってしまったのだから

[メイン3] 黄猿 : 「それまでここで待つといいよォ〜いい子にしながらねェ〜」

[メイン3] テネブレア : 「………………」

[メイン3] 黄猿 : 赤子に背を向ける

[メイン3] 黄猿 : そして光の粒子へと体を変え...

[メイン3] 黄猿 : 「このまま仮面を狙う相手は消して、わっしが取るよォ〜...仮面」

[メイン3] 黄猿 : 瞬きより速く、その場から消え去った

[メイン3] テネブレア : 「…………」

[メイン3]   : ただ待つだけしか出来なくなってしまった。

[メイン3]   : あわれなあわれな……幻影の王。

[メイン3]   :  

[メイン3]   :  

[メイン3]   :  

[メイン] エイハブ :  

[メイン] エイハブ :  

[メイン] エイハブ : 「───……石仮面も、スーパーエイジャも全く場所に見当がつかないな
 星の正確かつ詳細な落下地点は……SPW財団もまだ突き止めていないらしい」

[メイン] ジョジョ : 「……」

[メイン] エイハブ : 「どうした───ジョジョ」

[メイン] ジョジョ : さっきの感覚……
何処かで何かが弾けたような……

[メイン] マキマ : 「どうしたのかな」

[メイン] ジョジョ : 「……いや、なんでもない」

[メイン] ジョジョ : もしかして……
考えすぎだろうか……

[メイン] エイハブ : 「そうか───とにかく
 迅速に石仮面と赤石の回収……前者は『破壊』しなければ───」

『破壊』 そう、呟いたその時だった。

[メイン] マキマ : 「んー。気になるなぁ、遠慮せずに言って欲しいよ」

[メイン]   : 「ん〜?気になる言葉が聞こえたねェ〜」

[メイン] マキマ : 「おや。」

[メイン] 黄猿 : 現れたのは、黄色の服を纏う男

[メイン] ジョジョ : 「!」

[メイン] エイハブ : 「───!!!」
咄嗟に、銃口を向ける。
今、この瞬間にやっと気配を感知した。

[メイン] ジョジョ : 「あ、あなたはッ!?」

[メイン] マキマ : 指鉄砲にして。

[メイン] エイハブ : まるで、時間を止めたかのように
まるで、さっきまでそこにいたと言わんばかりに、男はそこにいた。

[メイン] 黄猿 : 「わっしは海軍大将黄猿って言うもんだよォ〜」
3人を見渡して

[メイン] 黄猿 : 「御三方、ちょっとお尋ねしたいんだけどォ〜」

[メイン] マキマ : 「何かな?」

[メイン] エイハブ : ……!! 海軍"大将"…………
一人はマグマ、一人は氷……そして一人は……

[メイン] ジョジョ : 「なんでしょう?」

[メイン] エイハブ : 「───……」

[メイン] 黄猿 : 「『石仮面』ってのはどこにあるか知らないかなァ?」

[メイン] エイハブ : 「…………それは俺達も、探している途中だ
 見つけ次第『破壊』するが……協力してくれるか?」

[メイン] 黄猿 : 「ちょうどこの宝石が嵌まるくらいの穴が空いてるらしいんだけどねェ〜」
エイジャの赤石を見せながら

[メイン] エイハブ : 「……何……」

[メイン] アヌビス神 : ───エイハブ! あれは……『スーパーエイジャ』じゃあないかッ!!!

[メイン] 黄猿 : 「『破壊』ねェ〜...あんたはSPW財団の人だろゥ?資料で見たよォ」

[メイン] マキマ : 「ふむ。」

[メイン] ジョジョ : あ……アレが『エイジャの赤石』ッ!?

[メイン] エイハブ : 「スーパーエイジャ……すでに海軍が回収……!!!」

なんだ、この……剽軽な態度の中にちらつかせる……妙な『殺気』は

[メイン] 黄猿 : 「そっちの人は公安の人だなァ〜...資料でも謎だらけだった...」

[メイン] マキマ : 「……………」

[メイン] 黄猿 : 「あと1人は知らないが...まあいいや」

[メイン] 黄猿 : 「公安とSPW財団にはすぐに通達がくるよォ」

[メイン] エイハブ : 「───どんな通達が、だ」

[メイン] 黄猿 : 「この件は海軍が引き継ぐ、即刻君達は手を引きなさいって通達がねェ〜」

[メイン] マキマ : 「そうでしたか。」

[メイン] エイハブ : ……海軍……その裏……"世界政府"だな……
天竜人によって樹立と言っても過言ではない。

[メイン] エイハブ : 「…………そうか。」

[メイン] ジョジョ : ……
この件は引き継ぐ……
果たして信用できるのかッ……!?

[メイン] 黄猿 : 「なら、君達に戦う理由はないだろう?世界政府が石仮面と赤石は管理する」

[メイン] エイハブ : 「そうだな

 俺は───SPW財団のエージェントだが…………」

[メイン] 黄猿 : 「帰るといいよォ〜。今なら見逃すさァ〜」

[メイン] エイハブ : 「俺はエージェントである前に、自分の意思で戦っている」

[メイン] エイハブ : きっぱりと、そして目は逸らすことなく。

[メイン] マキマ : 「んー。ちょっとそれは。見逃せないかな」

[メイン] エイハブ : 「……この男、ジョジョの為にも」

[メイン] エイハブ : 「石仮面は、俺達の手で"破壊"する」

[メイン] エイハブ : 「アンタも協力するなら、同行してくれ」

[メイン] エイハブ : 「───でなければ、どうなる?」

[メイン] ジョジョ : 「……そうだ。あの仮面は、破壊しなければならないッ……!」

[メイン] マキマ : 「そうだね。破壊しないと」

[メイン] 黄猿 : 「断るんだねェ?どちらも、そちらの紳士も」

[メイン] 黄猿 : 「なら、」
体が光を纏う

[メイン] エイハブ : 「───ああ
 
 悪い事ではないはずだがな……!!!」

[メイン] マキマ : 「…ばん」

[メイン] エイハブ : やはり───『光』……
ピカピカの実の能力者。

[メイン] エイハブ : 「!!」

[メイン] 黄猿 : 「世界政府の名において、"正義"を執行するよォ〜〜!...っ...!」

[メイン] マキマ : 「ばん。ばん。」

[メイン] ジョジョ : 「来るッ!」

[メイン] 黄猿 : 不可思議!黄猿の体に大小様々な穴が開く!

[メイン] エイハブ : 指鉄砲───の筈が、その指先から放たれるのは
着弾までの『過程』がわからない、破壊。破壊。破壊。
だが……!

[メイン] ジョジョ : 「何ッ!?身体が……」

[メイン] エイハブ : 「───…………すでに『光』になっているな」

[メイン] 黄猿 : しかし、男は倒れず...!

[メイン] マキマ : 「んー。効いてないね」

[メイン] 黄猿 : 「おお〜〜...いきなりびっくりしたねェ〜」
穴が塞がる。無傷!

[メイン] エイハブ : これが、ロギア系……"スタンド"とは違う……!

[メイン] 黄猿 : 「今度はこっちだよォ〜」
足を3人に向ける

[メイン] ジョジョ : 身体が、光にッ!?
実体がないというのかッ!?

[メイン] エイハブ : だが……更に恐ろしい事があるとするなら

スタンドとは別の能力を有している為、スタンドを持っていても
「スタンドは一人につき一体」というそのルールすらすり抜けられる事。

[メイン] エイハブ : 「来るぞッ……!!!」

[メイン] マキマ : すかさず前に出る

[メイン] 黄猿 : 「吹き飛びなさァ〜〜い!」
足からレーザーを射出!

[メイン] マキマ : 身を盾にし、他の2人を守る。これが正しい選択かな。

[メイン] マキマ : 「………」

[メイン] 黄猿 : 「まずは一人目...」

[メイン] エイハブ : 「───……!!!」
スローモーションのようにすべての動きが鈍くなる
だが、敵は光……そこに彼女が。

[メイン] ジョジョ : 「なッ……!!」

[メイン] マキ/マ : 上下真っ二つになった身体。

[メイン] マキ/マ : 束の間…再生を始める。

[メイン] マキマ : 「うん。正しかったね。」

[メイン] 黄猿 : 着弾、確実に始末した手応え。
だが...

[メイン] アヌビス神 : やはり、この『女』……只者じゃあなかったッ!!!

[メイン] ジョジョ : バカなッ!!
彼女もまた人にない力を持っているのかッ!?

[メイン] 黄猿 : 「おっ〜〜〜とこれはァ...」

[メイン] 黄猿 : 「君も化け物じみてるねェ〜」

[メイン] エイハブ : 「行くぞ───散らばるんだ
 纏めて動く事はどうやら……心中行為だ」

[メイン] マキマ : 「お互い様じゃないかな?」

[メイン] 黄猿 : 「細切れにしたらどうかなァ〜?」
光の剣を生成する

[メイン] 黄猿 : 「『天叢雲剣』」

[メイン] エイハブ : ───光が形になっていく。
こんな芸当すらできるのか……"悪魔の実"……いや海軍大将は。

[メイン] マキマ : 「……………」

[メイン] マ/キ/マ : 物言わずバラバラになる。

[メイン] 黄猿 : 光の速度でマキマの眼前に移動!そして剣で切り刻む!

[メイン] マキ/マ : 瞬時に、

[メイン] マキ/マ : 瞬時に再生を果たす。

[メイン] マキマ : 「うん。」

[メイン] アヌビス神 : ───エイハブ。あの女の再生能力については何がなんだかわからねェー
だが……この「アヌビス神」……あの男の攻撃の性質を……『覚えた』ぞ

[メイン] エイハブ : 「……相手は光だがな」

[メイン] 黄猿 : 「ロギア系でもないのに...やっぱり化け物だ」
舌を巻く

[メイン] 黄猿 : 「後の2人はどうだい?かかってくるかァ?」

[メイン] エイハブ : 「───いや
 前線は"彼女"に任せよう……」
銃ではなく、スタングレネードを構える。

[メイン] エイハブ : 光とはいえ、視覚はあるはずだ。

[メイン] エイハブ : そして……耳をしばらく潰せるなら、なおさら確実。

[メイン] マキマ : 「さて……千年使用。」

[メイン] 黄猿 : 「...!おお〜これは...!!」

[メイン] マキマ : 大きな槍が現れ、黄猿へと降り注ぐ。

[メイン] エイハブ : 「…………血の槍……!!」

[メイン] 黄猿 : マキマへの対応、そしてスタングレネードを構えるエイハブに気を取られ...

[メイン] 黄猿 : 命中!血の槍が身体を貫く...

[メイン] マキマ : 「おや。当たりましたか」

[メイン] 黄猿 :

[メイン] エイハブ : スタングレネードを、ピンを引き抜き───男に投擲すれば
ジョジョに向かって、目と耳を塞ぐよう自分がそうしてみせる。

[メイン] 黄猿 : 「何度やっても無駄だよォ〜。」
音と光の衝撃の中、声が響く

[メイン] 黄猿 : 「わっしはロギア、自然系」
「覇気か、それとも闇の悪魔の実か」

[メイン] 黄猿 : 「それじゃなけりゃぁ、ダメージはない。」

[メイン] 黄猿 : 「無敵ってワケじゃないさァ。攻略してみるといいよォ〜」

[メイン] マキマ : 「闇の悪魔ですか。彼は使いたくないんですが」

[メイン] エイハブ : ───目か、耳すらも潰れてないのか
ロギア、しかもそれを使いこなしている人間を相手にするのは
"初めて"だが……!

[メイン] エイハブ : 「───だが」
仮に、仮にだが。

[メイン] エイハブ : "あれ"だけは、『光』にはならないはずだ。
いや、正確にはヤツ自身が"光"となって移動、防御をしていない間は
"あれ"だけは『実体』があるはず。

[メイン] エイハブ : 「───二人とも、俺は時間を止める事も早める事も元に戻すこともできないが」

[メイン] エイハブ : 「時間を”稼ぐ”事はできる」

[メイン] エイハブ : 「───時間を稼いで……隙を窺う」

[メイン] 黄猿 : 「...何かやる気だねェ〜」
エイハブに注意を向ける

[メイン] エイハブ : 「その間に……良いな」
悟られてはならない、だから肝心な部分は口にはしない。

[メイン] エイハブ : 「───来るかッ!!!」

[メイン] 黄猿 : 「何かやる前に、これを食らってもらうよォ〜」
エイハブの正体に達、背後に光球を配置する

[メイン] エイハブ : 左腕を構えようと───した途端。

[メイン] 黄猿 : 影が伸びる、不気味なほどに、

[メイン] エイハブ : 「ぬ、ぐぅっ……!!?」

[メイン] アヌビス神 : マズい……! これは『セト神』ッ!!?

[メイン] セト神 : そして影には眼がついて...

[メイン] アヌビス神 : 触れるな───エイハブ……!!!
そいつに触れれば……!!!

[メイン] 黄猿 : 「『スタンド』だよォ〜?SPW財団なら知ってるよねェ〜」

[メイン] マキマ : 「ふむ。」

[メイン] エイハブ : 「───ウオオオオオオオオオッッッッ!!!!」
影に触れる。

その時間、2秒から3秒。

[メイン] エイハブ : …………。

[メイン] エイハブ : 何が、起こった?

[メイン] エイハブ : ───間違いない、俺の身体には何かが起こり
そしてその『異変』は第三者から見れば、明確だろう。

[メイン] エイハブ : だが、ダメージは無い。

ならば───……

[メイン] 黄猿 : 「...ん〜?なんだか...」

[メイン] マキマ : 「随分と」

[メイン] エイハブ : 「それだけか!」
咄嗟に走り出し、アヌビス神を引き抜く。

[メイン] マキマ : 「若返りましたね」

[メイン] アヌビス神 : エイハブ!? ───お前は……!?

全く、違う。
いくら若返ったにしても

[メイン] アヌビス神 : これは、おかしいだろ……!!

[メイン] 黄猿 : 「全く、別人みたいだねェ〜!」
光の剣を構える!

[メイン] エイハブ : ───アヌビス。頼んだ。

[メイン] アヌビス神 : ───ふんっ。

任されたぞ。

[メイン] エイハブ : 妖刀を振るい、"光"の剣と鍔ぜり合う。
本来───ありえるはずもないが、アヌビスの本来の能力か、あるいは精神力による物か。

[メイン] マキマ : 「では……ぱん、ぱん、ぱん」
横に回り込み、放つ。

[メイン] 黄猿 : 「......!なんで、覇気も無しに打ち合える!?」

[メイン] エイハブ : 「───俺は」

「絶~~~~~~~~~~~~~~~~~…………」

[メイン] エイハブ : 「対に負けんッッ!!! それだけだッ!!!」

[メイン] 黄猿 : 「...っ!これはっ...!」
身体に穴が開く!体制が崩れる!

[メイン] 黄猿 : 妖刀が光体を切り裂き、その懐から...

[メイン] 黄猿 : 赤石が、地面に落ちる!

[メイン] 黄猿 : 「...まずいねェ〜これは...」
たたらを踏み、二者の中心で切り裂かれた腹を押さえる

[メイン] エイハブ : 瞬時に、赤石を

その手に握りしめ───妖刀の輝きが……『スーパーエイジャ』へと吸い込まれていくと
その光が"スタングレネード"とは比べ物にならない、閃光を放ち。

[メイン] アヌビス神 : ───エイハブ。
最後は、お前自身の手で───俺だと……"殺"ってしまうかもしれないからなァ~~~!

[メイン] エイハブ :  

[メイン] エイハブ : 「───感謝するッ!!!」

[メイン] エイハブ :  

[メイン] 黄猿 : 「...光...この気迫はァ〜...」

[メイン] エイハブ : そのまま───アヌビス神が

虚空に、一閃を描き。

[メイン] エイハブ : 光が

 飛び散る───……

[メイン] 黄猿 : .......追いつかない

[メイン] 黄猿 : 光そのものである黄猿が、

[メイン] 黄猿 : 海軍大将、黄猿の反応速度が、

[メイン] 黄猿 : ただの剣の一振り、それに追いつかない...!

[メイン] 黄猿 : 光が、自身の影すら消しとばしていく

[メイン] 黄猿 : そのまま、分断された体は地面に倒れ...

[メイン] 黄猿 : 今度こそ、光に戻ることはない...!

[メイン] アヌビス神 : ───…………

[メイン] アヌビス神 : …………

[メイン] アヌビス神 : ……

[メイン] アヌビス神 : 「おい 黄猿」

[メイン] アヌビス神 : 「……本当は死んでねえんだろう」

[メイン] 黄猿 : 「......」

[メイン] マキマ : 「…………」

[メイン] エイハブ : 「……アンタは"海軍大将"だ」

[メイン] 黄猿 : 「ちょっとォ〜。これ以上老体に鞭打つきかァ〜?」

[メイン] エイハブ : 「……民草の為に、死ぬことはない
 命は"無駄"にしない…… アンタも"正義"の為に戦ったんだ

 "どっちつかずの正義"を全うしたアンタを、俺は殺せない。

 だから……アンタは"破壊"しない───」
スーパーエイジャを握りしめ


自分の中の"鬼"を───抑えた。

[メイン] 黄猿 : 「......ありがとうよォ〜。一兵士」

[メイン] 黄猿 : 黄猿は、重ねた

[メイン] 黄猿 : 頂上決戦で、大将赤犬に対し

[メイン] 黄猿 : 死をも恐れず、戦いを止めろと叫んだ、若き海兵を

[メイン] 黄猿 : 光の粒子が稼働を再開し、体を構成する

[メイン] エイハブ : ───そうだ、俺は一兵士。

俺は……もはや"ビッグボス"でもない
全てを終えたはずの……"老兵"だ。

1984年は、もう終わったんだ。俺は……1995年に───。

[メイン] 黄猿 : 「わっしの負けだ。そして、アンタらの勝ち」

[メイン] 黄猿 : その場に座り込む

[メイン] マキマ : 「さて……後は石仮面ですね」

[メイン] 黄猿 : 「上にはなんとか言っとくさァ〜。大将の言葉なら、それなりに権力はある」

[メイン] 黄猿 : 「なんで...あんたらが、破壊しろ」

[メイン] エイハブ : 「───」

俺は、黄猿を いや"海軍大将"に向き合い。

[メイン] エイハブ : 「……感謝します……!」

[メイン] 黄猿 : 「...エイハブって言ったかな...あんた...」

[メイン] エイハブ : 「……ああ、それが、俺の呼び名だ」

[メイン] 黄猿 : 「自分が老兵って顔をしてるから言うが...」

[メイン] 黄猿 : 「退役なんて、もったいない。お前が時代を作るんだよォ〜」

[メイン] 黄猿 : 「わっしを倒したお墨付きだ。...頑張るんだよォ〜」

[メイン] エイハブ : 「───本来、すでにあんたより先に退役してたはずだが……

 きっと、俺は……ジョナサン・ジョースターと共に……過ぎ去った過去を
 清算しに来た。作られていく時代が壊す……そんな過去を」

[メイン] エイハブ : 「だから……今の俺は」

[メイン] エイハブ : 「一人の軍人として、使命を、全うします」

"海軍大将"に頭を下げ、俺は───足並みを揃え、『石仮面』を探しに向かう。

[メイン] 黄猿 : 「...新しい時代の足音だねェ〜。サカズキ...」

[メイン] 黄猿 : 「マキマ...嬢さんも、行くといいよォ〜。」

[メイン] 黄猿 : 「あんたには...わっしのお墨付きなんて必要ねェか」

[メイン] マキマ : 「んー、そうだね。じゃあ、行こうかな。」

[メイン] 黄猿 : 「まぁ...人間の味方をしてくれることを祈るよォ〜」

[メイン] マキマ : 「私はいつだって人間の味方だよ。」

[メイン] 黄猿 : 「...嘘つきィ〜...」

[メイン] マキマ : 「…………………」
その場を立ち去る。

[メイン] 黄猿 : 2人の後ろ姿を見送り、空を仰ぎ見る

[メイン] 黄猿 : 既にDISCは無い。
あの一閃と同時に破壊されたのだ。

[メイン] 黄猿 : 余分な何かが無くなったような、初心を見返したような、晴々とした気分だった

[メイン] 黄猿 : 「始まるよォ〜..."新しい時代"が」

[メイン]   :

[メイン]   :

[メイン] :

[メイン]   :  

[メイン]   : 「───そして "時は動き出す" 」

[メイン]   : ジョジョの奇妙な冒険

    戦闘卓流  完